サンディエゴ出身のハヴァナは大まかに分ければネオ・ソウルに入りますが、その中でも『サイバー・ソウル』と呼べそうな、 サイバー風味の音を使ったR&Bが特徴です。サイ・スミスがサイバー・ソウルで有名ですが、コンピューター的な機械音だけれども、 音同士のハーモニーが気持ち良い!! 不思議な感じの音楽スタイルです。
アルバムは2枚発表していて、2005年に『Life: Living In Fearless Emotion』、2011年に『Entervention』をリリースしました。 どちらも地元レーベルのSkoolcraft Musicから発売しています。
サウンドを聴いただけでは予想できませんが、ハヴァナは非常に困難で複雑な家庭環境で育ちました。
父親はハヴァナが生まれてすぐに刑務所入り (出てくるまで20年!!)、母親は薬物中毒で娘のハヴァナを虐待する始末で、
(そもそも母親は15歳、父親は18歳で、年齢からしても十分な育児ができるか疑問です)
ハヴァナは祖母に育てられる事になりましたが、祖母も48歳でガンにより亡くなってしまいます。
ハヴァナに歌手の道を開いたのは祖母で、ハヴァナも祖母には歌手になるきっかけを作ってもらった事を感謝しています。
結局、ハヴァナは養父母 (正確には養『祖』父母) の下で育てられますが、高齢で十分に育てらず、ハヴァナも 『(養)祖母と暮らすのは 大変だった』 とコメントしています。結局ハヴァナは14歳から働き始め、16歳で家を出ます。1人で生活していくだけでも大変ですが、 歌手になる夢を実現してしまうあたり、ハヴァナの芯の強さを感じます。
デビュー・アルバムの 『Life』 は幼少時の辛い生活をテーマにしたアルバムで、インディながら18,000枚も売れるヒットになりました。 2枚目までは期間が空きましたが、2009年頃から制作情報が伝わり、2011年に『Entervention』を発表しました。
【参考文献】
・公式ブログ - Sounds Of Havana
・MySpace - Havana
Life | Entervention |
厳しい家庭環境を 歌にした |
引き続き サイバーソウル |
サイバー・ソウル 困難な家庭環境 ニコレイ サンディエゴ出身
インディ・ソウル 2005年テビュー
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