『レディ・ガガ ミーツ ノラ・ジョーンズ』と例えられるメイリー・トッドは、カナダのトロントを拠点に活動するシンガーです。
「奇抜なビジュアル & ダンサブルで親しみやすいアップな曲」がレディ・ガガらしさ、「ソウル〜ジャズ〜ボサノヴァの音楽スタイル」が
ノラ・ジョーンズに例えられ、個性的なスタイルが評価されています。
日本で注目されたきっかけは、2012年の『ヒエログリフ』でした。ファンキーなディスコ曲が親しみやすかったのと、ビデオも個性的ですが、
どこから発想しているかというと、「夢」だそうです。
「インスピレーションは、私の周りの世界すべてから受けたわ。他のアーティストやパフォーマーからインスピレーションを受けてきたし、
夢からアイデアを思いつくこともあるの。これが一番エキサイティングだわ。夢の中はとても面白く、興味深いもの」
『ヒエログリフ』はエジプトの恋愛小説* 1が題材で、決して一緒になれない想像上の男女の歌ですが、 日本ではJ-Wave, TBSラジオ (Happy Sad) などでプッシュされ、話題になりました。ロンドン (BBC Radio1) やロサンゼルス (KCRW局) でも パワープレイされ、世界的に話題になりました
メイリー・トッドは自身の音楽を 『ブギー, ボサノヴァ, スペース・ファンク, サイケデリア、そしてソウル』 と説明しています。
影響を受けたアーティストはパトリース・ラッシェン, エリカ・バドゥ, マイケル・ジャクソンですが、それ以外にも幅広い音楽を吸収して
います。
本格的に音楽活動を始めた時はオルタナティブ・ロックをやっていました。ブラン・ニュー・ヘヴィーズに影響を受けてジャズにも挑戦し、
フォーク・ロックのバンド (Henri Faberge And The Adorables) に参加した事もありました。
「私の音楽は、ボサノヴァやジャズ、ソウル、ブギ、フォーク、エレクトロニック、経験、出会った人や場所からも影響されているのよ」と
メイリーが説明するように、アルバムを聴くと色々な音楽が一つにまとまっている様子がわかります。
制作は基本的に自分で行い、ピアノ, シンセサイザー, ギターやハープを使って作るとの事です。ハープ (パラグイアン・ハープ) とは 珍しいですが、弦を打楽器のように使って演奏するハープで、「これでボサノヴァを弾くのが大好きなの」という位、気に入っている楽器の ようです。
奇抜なビジュアル* 2も含め、個性的なアートは家族全員がアーティストだった家庭環境も影響しています。
母親はキルトや人形、洋服を作るビジュアル・アーテイスト、父親はエルヴィス・プレスリーの物まねアーティスト、妹もファッション・
デザイナーという環境で、メイリーの祖父もマジシャン (脱出芸) をしていました。
メイリー・トッドは現在までにジャネル・モネイ, エステロ, リー・フィールズ, アロー・ブラック, リトル・ドラゴン, ブドーズ・バンド と 共演した経験があり、ヨーロッパのイベントにも出演経験があります。今後の活躍が益々楽しみです!!
【参考文献】
・公式サイト - http://mayleetodd.com/
・ウィキペディア
・『Escapology』 国内盤ライナーノーツ (伊藤なつみ氏)
Choose Your Own Adventure | Escapology |
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