映画監督スパイク・リーのレーベル第一弾のステート・オブ・アートは期待に違わず面白かった!! 大人のR&Bアルバム

ブラックミュージック デュオ

State Of Art, ステート・オブ・アート

シック (Chic) の経験を活かし、グランド・ビートも取り入れ大人のR&Bアルバムを発表

who is State Of The Artステート・オブ・アートはどんなアーティスト?

ステート・オブ・アート (State Of Art) は、ノーマ・ジーン (Norma Jean) とレイモンド・ジョーンズ (Raymond Jones) の2人の男女デュオ。2人共シック (Chic) * 1のメンバーだったが、ノーマが1作目のみに対しレイモンドは2作目から参加と、 参加時期は違っていた。

シック脱退後、ノーマはシックのプロデューサーであったナイル・ロジャース* 2とバーナード・エドワーズの プロデュースでソロデビューし、アルバムを2枚発表していた。('78年:"Norma Jean", '79年:"High Society")  その後も シングルを数曲発表したが、'85年の "Every Bit Of This Love"を最後にシンガーとしての活動は停止していた。
ステート・オブ・アート直前はバックグラウンド・シンガーとして活動していて、シスター・スレッジ "We Are Family"、ランディ ・クロフォード "Abstract Emotions"、マドンナ(アルバム『Madonna』)、ルーサー・ヴァンドロス "Never Too Much" などの作品に参加 していた。

レイモンドはシックの'82年作『Tongue In Chic』まで在籍し、その後はプロデューサーとして活動していた。 ジェフリー・オズボーンの "Stay With Me","Borderlines" や、パティ・ラベルの "I Can't Complain" を制作し、この曲ではグラミー賞に ノミネートもされた。

ステート・オブ・アートは映画監督スパイク・リーのレーベル、40 Acres A Mule Musicworksの第一弾アーティストで、アルバムの制作 には2年半の期間がかけられた。レイモンドとノーマによるセルフプロデュースで、シック時代の華麗な雰囲気と、グランド・ビートを 取り入れたジャジーな雰囲気も感じられる内容を、レーベルの説明資料では『ソウルIIソウル + ファミリー・スタンド + シャーデー÷3』 と表現している。

歌詞の面でもありきたりな恋愛ソングだけに留まらず、アメリカにおける人種問題* 3や南アフリカのアパルト ヘイト終了を喜ぶ内容の曲も収められている。レイモンド・ジョーンズはアルバムのライナーノート中で、"Political State" は南アフリカ からコンプトン, ブルックリン, ハーレムの人々に共通する似た経験を描いたと述べている。"27 Years"はネルソン・マンデラとウィニー ・マンデラに捧げられたラブストーリーとなっている。

アルバムはこの "Community" のみだが、音楽的にも歌詞の内容面でも非常に充実しており、2010年代に聴いても楽しめる。

【参考文献】
・"Community" 日本盤ライナーノート (大友良則氏)
・"Community" ライナーノート (Raymond Jones)
・Wikipedia - "Norma Jean Wright"



State Of The ArtのアルバムCD・動画ステート・オブ・アートの作品

Community 1991年
Community
ジャジーな雰囲気
も感じるアルバム
 

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大人のR&B   '90年代 (前半)   グランド・ビート   男女デュオ
ナイル・ロジャース   政治的メッセージ   ベテラン同士ユニット   '91年デビュー
セルフプロデュース   アルバム1枚のみ


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