全米記録を出した程の陸上選手からゴスペル歌手に転身、地元でNGO活動も行うエンジェル・ビクトリアの活動まとめ

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トップ陸上選手から一転、地元密着で活動するゴスペルシンガーに転身

エンジェル・ビクトリアはどんなアーティスト？

エンジェル・ビクトリア (Angel Victoria) はルイジアナ州出身の女性ゴスペルシンガー。
家族もよく歌を歌い、ビクトリアも6歳の頃から歌ってきたが、歌手として活動する前は陸上選手として活動していて、全米記録も出したほどだった。

生まれたのはノースカロライナ州のフェイエットヴィル(Fayetteville) で、カンザス州で育った。ルイジアナ州に移った詳しい時期は不明だが、現在はルイジアナ州の州都バトンルージュを拠点に活動している。所属レーベルは "The Sacntified Sound Studio" (聖なるサウンドのスタジオ) と言い、エンジェル以外にも数名のゴスペル・アーティストが所属している。

最初の作品は2010年の "The Race" で、6曲入りのアルバムを発表した。『レース(競争)』というタイトルは元陸上選手らしい名付け方だと思うが、タイトルや歌手への転身についてエンジェルは『彼(神)は(オリンピックに向けてではなく) 彼自身に向かって走ってきて欲しいの。、それで私が歌う方へと仕向けたんだけど、このレース(=ゴスペル歌手として歌う事)は、これまで私が体験したどのレースよりも難しい。だって、私や他の人の心へ向かうんだから』と説明している。

2012年にはバトンルージュの女性を支援するNGOを立ち上げて活動を始めた。『彼女の事も神様はきちんと見ている事を知って欲しい』 (本人談)という願いがあり、アーティスト活動以外の部分でも神の意志を伝える為に行動を続けている。

2013年には2作目のアルバム "The Process" を発表した。リードシングル "Mirror, Mirror" はネオ・ソウル調のサウンドだがアルバムの内容は幅広く、ゴスペル・ラッパー* 1を招いた2曲はメインストリームR&Bと変わらず、幅広い層に歌のメッセージが届く様にサウンドも幅広く揃えられている。

【参考文献】
・CD Baby - Angel Victoria
・レーベル公式ページ(アーティスト紹介) - Sanctified Sound studio