エル・ヴァーナー (Elle Varner) はロサンゼルス出身の二世シンガー。
両親はバイ・オール・ミーンズ (By All Means) * 1のメンバーで、バックシンガーや作曲家としても活動をしてきた。
例えば父親のジミー・ヴァーナー (Jimmy Varner) はジェラルド・アルストン(Gerald Alston), クール&ザ・ギャング(Kool & The Gang),
ウィル・ダウニング(Will Downing) と制作経験があり、母親のマイクリン・ロデリックはバリー・ホワイト(Barry White), テヴィン・
キャンベル(Tevin Campbell), ラサーン・パターソン(Rasaan Patterson) とコラボ経験がある。
両親はバイ・オール・ミーンズとしてアルバムを3枚発表し、マイクリンはソロアルバム "Copasetic Is" を2007年に発表している。
エルが生まれた頃はバイ・オール・ミーンズの活動期の最中だった為、『スタジオで育ったようなもの』(本人談)で、本当に小さい時は スタジオのカウチソファーに寝かされ、大きくなってからは『この部分にはどんな言葉を入れたら良いと思う?』と尋ねられたり、 音楽に囲まれて育ってきた。
大学はニューヨーク大学のクライヴ・ディヴィス レコード音楽科に進学したが、このクラスは毎年1,000人以上の応募者がありながら 定員はわずか24名という難関クラスで、更にエルは在学中に『最もレコード契約を得そうなクラスメイト』『最もグラミー賞を受賞しそうな クラスメイト』に選ばれている。
2008年に卒業した後、2009年にはジェフ・ロビンソン* 2率いるMBK Emtertainmentと、クライヴ・ ディヴィス* 3率いるJレコードと契約した。どちらもアリシア・キーズを手掛けた経験があり、エル自身も 外見や音楽スタイルがアリシアと似ている部分があり、『第二のアリシア』と呼ばれた事もある。
デビュー曲 "Only Wanna Give It To You" は新進ラッパー、J・コールをフィーチャリングしたオールド感も感じるヒップホップ・ソウル
曲で、2011年に発表された。同年、所属していたJレコードが閉鎖されたが、エルの契約は吸収先のRCAレコードに引き継がれた。
2012年初頭にミックステープ "Conversational Lush" を発表し、8月にデビューアルバム "Perfectly Imperfect" を発表した。
"Perfectly Imperfect" の内容をエル自身は『色とりどりで幅広い曲が入っていて、楽しい曲、感情を揺さぶられる曲、ディープな曲、
考えられるすべての種類の曲がアルバムに入っている』と説明している。プロデュースは13曲8曲をオーク&ポップが担当していて、
エルは彼らの事を『現代のジミー・ジャム & テリー・ルイス』と高く評価している。
父親のジミー・ヴァーナーも2曲をプロデュースしており、母のマイクリンもコーラスで参加するなど、両親のサポートも受けたアルバム
だが、プロデューサーが違っても全体の曲調が統一されているのは、エルが制作に深く関わり、オリジナリティが確立された結果だからと
考えられる。すでに2枚目のアルバム制作を始めている情報も聞かれ、期待できる。
【参考文献】
・Wikipedia - Elle Varner
・Osamu NJS+α Note (By All Meansについて)
Conversational Lush | Perfectly Imperfect |
ミックステープ 懐かしめソウル風味。 |
ヒップホップ・ソウルも 少し取り入れた。 |
R&B一筋 二世シンガー ジェフ・ロビンソン 音楽学校出身
ミックステープ Pop&Oak 2011年デビュー メガネ女子
歌/ラップ両刀 ロサンゼルス出身
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